出版社内容情報
いま戦争反対の声をあげること。
テロや自然災害、コロナ禍などで、
暮らしが奪われている人びとのために何ができるか?
「いのち」が軽く扱われていないか?
「希望」のために、考えること、人と人が支えあい、
つながりあう社会運動〈経験〉を伝えたい。
本書を推薦します!
「日本人は平和ボケしていると思っている人はこの本を読んでほしい。50年近く平和と非暴力を追求してきた青山さんのような人がいるから、平和が保たれてきたのだ。それでも社会にはひどいことが多い。でもそのひどさがこの程度で収まっているのは、それに声を挙げている人たちがいるからだ。青山さんは政治家ではない、東京で勤め人をやりつつ、今は長野で果物を栽培しつつ、挑戦し続けてきた。その多岐にわたる言葉と行動の軌跡がここにある。
『一人一人の個性が尊重され、多様性が認められ、そしてお互いを信頼できる関係があり、全ての情報が公開され、それを判断する力を皆が持ち、そして自由で対等に意見を表明できる手段が確保される、そういう社会の実現が民主主義の実現にはかかせないのではないかと思います』
ロシアのウクライナ侵攻という、私たちの心が引き裂かれるこの時期だからこそ、青山さんの歩みを知り、言葉を聞きたい」
上田紀行氏(東工大教授・文化人類学者)
内容説明
いま戦争反対の声をあげること。テロや自然災害、コロナ禍で、暮らしが奪われている人びとのために何ができるか?「いのち」が軽く扱われてはいないか?「希望」のために、考えること、行動すること。支えあい、つながりあう社会運動“経験”を伝えたい。
目次
第1章 新たな生き方をめざして―東京から信州へ、新たな農業生活、そして深い縁からつながった今(東京暮らしから信州での農業生活へ;農業の厳しさと可能性 ほか)
第2章 いのちと非暴力をめぐる旅への誘い(相次ぐ大規模な自然災害とコロナ禍がもたらしたもの;目の前にある暴力と絶望感 ほか)
第3章 市民の声と希望を伝え続けた『ピースネットニュース』の紙面から(ピースネットの歩み;『ピースネットニュース』の紙面から)
資料編(テロ事件の影で忘れ去られるチェチェン戦争が問いかけるもの(二〇〇四年一一月一三日)
自由民権の可能性(二〇〇五年四月・佐藤文明・講演録) ほか)
著者等紹介
青山正[アオヤマタダシ]
1953年宮城県仙台市生まれ。『ピースネットニュース』発行人。市民平和基金代表。2009年より長野県須坂市で果樹栽培従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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