内容説明
子にとって親とはどんな存在なのか。ある時から冬子にとっての家庭は癒しの場どころか、外の世界以上の戦場と化した―。
著者等紹介
喜多哲正[キタテツマサ]
1937年、熊本県天草に生まれる。早大在学中、学生劇団「自由舞台」で創作劇運動に参画。1960年、労働組合(全海連)書記として勤務。1970年より1986年まで、劇作家別役実、砂山幸彦、野田映史等と同人誌(季刊評論)を発行。1981年同誌に発表した「影の怯え」で第86回芥川賞候補となる。著書に小説集、評論集。2007年より逗子市、鎌倉市で小説講座を開講、同塾生を中心に2010年同人誌「北斗七星」を創刊、現在まで10号を発行している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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