内容説明
戦没学徒兵の遺書・遺稿「わだつみのこえ」研究に真正直に打ち込んだ五十嵐顕。しかし晩年の五十嵐は「何ら結論的なことを書くことはできませんでした」と記す。その意味を深く考え、現代においてなお「わだつみのこえ」に耳を澄まし、心に刻み、伝えることの意義を提出する。
目次
序章
第1章 我がこととして「わだつみのこえ」に耳を澄ます
第2章 歴史の思潮と青年の思想形成
第3章 五十嵐の「わだつみのこえ」研究と実践
第4章 「はるかなる山河」ノートを読み、考える
第5章 ライフサイクルと世代のサイクル―継承、発展、飛躍
終章 飛躍に向けた結び
著者等紹介
山田正行[ヤマダマサユキ]
大阪教育大学教授。1953年群馬県桐生市生まれ。東京大学大学院修了、教育学博士、NPO法人アウシュヴィッツ平和博物館元理事長、ポーランド共和国功績勲爵十字勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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