内容説明
「俺は先生の生徒でよかったよ」―教師生活で、生徒に絶望したことは何度もある。しかし、絶望から救ってくれたのもまた、生徒であった―。学校に傷つき、家庭に悩み、さまざまな重いものを背負っている夜間高校の生徒たち。彼らと向き合い、一緒に学び成長していった教師の記録。
目次
第1部 心に春の光よ届け(退職の日に研修なんて!;私はCランクですか?;九時過ぎスタートの忘年会;大震災より処分優先;久々、チョークを持ってみたら ほか)
第2部 現在を生きる教え子たち(自分に「お疲れさん!」―一生に一度の証人尋問;電話で教育相談;現在を生きる教え子たち;乾杯!卒業直前の結婚式;自分を隠さずに生きる―統廃合反対運動の中で ほか)
著者等紹介
加藤良雄[カトウヨシオ]
1950年山形生まれ。1969年東京外国語大学英米科入学。1973年都立高校に勤務。その以降英語教員として38年間勤務する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。