内容説明
朝鮮戦争とレッドパージの時代、烈火の労働運動に身を投じた前田裕晤が明かす、60年間に及ぶ左翼労働運動秘史。そのとき、誰が、何のために、その道をえらんだのか?歴史の一瞬が、ある時は激しく、ある時は温かく、鮮やかに甦る。
目次
第1部 党と革命、大阪中電の拠点化(一九五〇年~一九六九年)(朝鮮戦争とレッドパージ、総評の誕生;激変する情勢―戦後史を画する時期 ほか)
第2部 関西から全国へ―新左翼労働運動の広がり(一九七〇年~一九八〇年)(街頭から職場へ;六甲会議と戸村参院選挙 ほか)
第3部 労働戦線の再編と民営化の中で(一九八一年~二〇一四年)(労働戦線の再編と民営化攻撃;労研センター結成と国労修善寺大会 ほか)
第4部 座談会 全電通労働運動と大阪中電の時代(「四・一七スト」が一つの転機となった;大阪中電の職場闘争の実相にふれて ほか)
第5部 資料編(堂島川畔の青春裸像;仙人部落の記)