内容説明
人類本史への曙光=パリ・コミューン。マルクスのフランス三部作(フランスの階級闘争、フランスにおける市民戦争、ブリューメール一八日)が、現代に問いかけるものは何か!付・コミューンを目撃した日本人たち。
目次
1 戦略的作戦の舞台(政治の切分音的旋律;革命の領域の拡大;戦争とヨーロッパ革命の弁証法)
2 コミューン、国家と革命(官僚主義的新リヴァイアサン;ボナパルティズムの謎;国家の廃絶と衰退;プロレタリアートのディクタトゥーラというもの;勝利の唄か弔いの独唱か)
3 コミューンの幽霊(ひとつのコミューンから次へ;ひとつの春から次へ;蜂起した都市)
4 歴史の戦略的描写
著者等紹介
渡部實[ワタナベミノル]
医師(外科医)、医学博士、前日本外科学会認定医。1942年、会津若松市生まれ。県立会津高等学校を経て東北大学医学部卒業。全日本民主医療機関連合会に属し、東京勤労者医療会代々木病院外科部長などを歴任。現在、老人保健施設千寿の郷にて医療に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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