内容説明
「コミュニケーション能力」が必須とされる現代で、その価値観を拒否し、「不登校」や「ひきこもり」「ゆるくまったり生きたい」と願う若者たち―。彼らの感性から見えるものとは何か。
目次
プロローグ さようなら、20世紀
第1章 学校、絶望?希望?
第2章 「陰険」だけど「楽しい」ところ
第3章 元ひきこもりの「少年」たちと出会う
第4章 あきらめない若者たち
第5章 「正社員でなくてもいい」の広がり
第6章 定番でないライフコースを求めて
第7章 ひきこもり的心性とは何か
エピローグ 21世紀的感性を持つため
著者等紹介
梶原公子[カジワラキミコ]
1950年静岡生まれ。20年余県立高校教員として勤務。退職後社会学修士、栄養学博士、管理栄養士資格を取得。日本社会臨床学会運営委員などをしながら社会臨床学的視点で執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りく
1
かなり悔しいけど、そういう話もあるんだなあと、認めざるをえない現実にイラっとします。が、大変参考になりました。2016/05/21
りく
0
あきらめたい人もいるし、あきらめたくない人もいる ここで書かれている自立の概念に 微妙な違和感を 感じますが、ある事実としてのドロップアウト的な生き方に対する考え方ではあると理解しました ただ 今回 読後に再読だったことに気付いたのですが 何だかずるいなあ という思いがフツフツと それにも増して これからの時代は住み分けと格差が歴然としてくるのだなと改めて憂慮しました2017/06/24
元型論
0
しかし分かってはいるけれど、世間体というのは中々無視しがたいものだよなぁ。2013/01/14