扶桑社新書<br> 宗教の日本史

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宗教の日本史

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594097707
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

歴史を振り返ると、日本人が抱くこうした〝宗教的グレー?な感性が随所に垣間見られます。
その一例が、奈良の東大寺にある「手向山八幡宮」と呼ばれる神社の存在です。
なぜ仏教寺院に八幡様を祀る神社があるのか。
それは、聖武天皇が東大寺の大仏造立のために全国に協力を募った際、
大分県の神社・宇佐八幡宮が積極的に協力したという背景があるからです。
おもしろいことに、手向山八幡宮のご神体は、僧侶の形をした八幡様です。
これほど神仏が混在する宗教観を受け入れる国は、世界広しといえどそう多くはないはず。
本書では、そんな日本独自の〝グレー?な宗教観についてご紹介していきます。

(本書「はじめに」)

●戦国時代にキリスト教の宣教師たちが
日本に来たのは殉教を望んでいたから
●神託を変えることで
朝廷の信頼を勝ち得た宇佐八幡宮
●日本の新宗教に日蓮に
関連しているものが多いワケ
●伊勢神宮のお伊勢参りを支えた遊郭

【目次】
第1章 日本人は神を信じてきたのか
第2章 仏教が根付いたのは「多神教」だったから
第3章 多才な空海と孤高の最澄
第4章 「民衆の救済」がなかった平安仏教
第5章 鎌倉新仏教は庶民をスポンサーに
第6章 武士に好まれた禅宗の魅力
第7章 なぜ一向宗は織田信長の脅威だったのか
第8章 豊臣秀吉がキリスト教に危機感を覚えた真の理由
第9章 徳川家康はキリスト教と豊臣家の団結を恐れた?
第10章 廃仏毀釈は明治政府の命令ではなかった
第11章 神道は本当に宗教ではないのか
第12章 日本における「本当の信仰」とは? 

内容説明

廃仏毀釈は明治政府の命令ではなかった!?徳川家康はキリスト教と豊臣家の団結を恐れた?日本独自のグレーな宗教観が歴史を変えた!

目次

日本人は神を信じてきたのか
仏教が根付いたのは「多神教」だったから
多才な空海と孤高の最澄
「民衆の救済」がなかった平安仏教
鎌倉新仏教は庶民をスポンサーに
武士に好まれた禅宗の魅力
なぜ一向宗は織田信長の脅威だったのか
豊臣秀吉がキリスト教に危機感を覚えた真の理由
徳川家康はキリスト教と豊臣家の団結を恐れた?
廃仏毀釈は明治政府の命令ではなかった
神道は本当に宗教ではないのか
日本における「本当の信仰」とは?

著者等紹介

本郷和人[ホンゴウカズト]
1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。専門は、日本中世政治史、古文書学。『大日本史料 第五編』の編纂を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イシカミハサミ

13
思っていたより 知っていた内容が多く載っていた印象もあるけれど、 間違いなく宗教の歴史の解像度は上がったと思える1冊。 特に日本とキリスト教の関係については、 知らなかったこともいろいろ書かれていて興味深かった。 これだけ長い時間、グレーゾーンを守ってきた日本も とうとう白か黒かの二元論でしか語れない国になってきた。 とても憂える事態だと思う。2025/02/01

アリーマ

11
東大の日本史の専門家による、日本の宗教を概観する一冊。目から鱗がボロボロ落ちる素晴らしい本だ。奥さんは宗教学の専門家とのことで、背景的な裏付けも強い。神道仏教、そしてキリスト教との絡み合いの諸相は、とりあえずあれこれ解説されてはいても腑に落ちなかった部分が実に多い。でもこの一冊で相当雲が晴れた気がする。キリシタン迫害の背景にあるもの、禅宗が武士に広く受け入れられた背景、織田信長の宗教観など、なるほど!と強く頷けるポイント山盛り。勉強になった。借りた本だったが繰り返し読み直すために読了後即購入。★★★★★2025/03/24

わ!

8
宗教史ではなく、歴史の中で、宗教がどのように受け取られてきたのかが書かれている。宗教史ではないので、歴史家が書いた歴史にあらわれる宗教の本…という感じの内容となっている。だから各時代の為政者が次々出てきて、それぞれの為政者が宗教とどのように接してきたかが書かれている。つまり宗教史とは視点が逆になっているところが面白い。宗教好きからすると、為政者達の宗教的な疑問に対して(かなり著者の思いが含まれているものの)、答えを書いてくれていたりする。なんだか歴史好きと宗教に関して話をしている様で、楽しい本だと思った。2024/11/21

Go Extreme

2
日本人: 宗教的グレーゾーンの国 山への敬意 山での狩猟能力→武士の最低条件 霊山・富士山→武士の権力構造 山岳信仰 多神教: 平穏に受け入れられた仏教 鎮護国家 神道の八幡様 多才な空海と孤高の最澄: 修行の過酷さ 貴族ー顕教<密教 三一権実論争 平安仏教: 民衆救済意識なし 教相・事相 鎌倉新仏教・庶民スポンサー 武士に好まれた禅宗の魅力 一向宗・織田信長の脅威 豊臣秀吉・キリスト教に危機感 第廃仏毀釈は明治政府の命令ではなかった 神道は本当に宗教ではないのか 日本における本当の信仰2024/12/08

Go Extreme

1
アヴァンギャルドとドキュメンタリー考察 映画の本質:「見つける」(記録)と「作る」(創造)の二元性 感性拡大 記録と現実:エイゼンシュテイン的対象相互作用 ネオ ドキュメンタリズム レネ『ゲルニカ』的素材主義批判 隠された現実露呈 創造と表現:内部意識探求 イメージ重視 文学依存批判 詩的な非劇 実験映画の可能性 現代性と批評:アントニオーニ的日常の異形 レネ的記憶と存在 政治至上主義批判 自己批判 結論:記録と前衛から映像の本質 可能性 役割を問う普遍的考察 著者の探求姿勢は深い示唆とインスピレーション2025/04/17

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