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目次
味(繭玉飾り;たらし焼き;味噌作り;薬研で七味を作る;二人の蕎麦作り ほか)
技(羊の毛刈り;わらぞうり作り;百年ヒノキの間伐;炭焼きの話;椎茸つくり ほか)
著者等紹介
黒沢和義[クロサワカズヨシ]
東京都東久留米市在住、57歳。昭和28年9月、埼玉県秩父郡小鹿野町に生まれる。小鹿野高等学校卒業。日本国有鉄道に就職後デザインを学び、27歳独立。34歳の時デザイン会社(株)フリーハンドを創業し、現在は役員。森林インストラクター。野遊び団体「瀬音」会員・事務局。荒川水系渓流保存会・広報担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
20
山里の生業の知恵や技(2頁)。前半に絵、後半に文をまとめた構成。取材場所は秩父周辺(3頁)。固有名詞で紹介されるため、実際に読者が住民と接触することは避けるようにお願いされている。前半のイラストは、水彩画のカラーで素朴かつ田舎暮らしをヴィヴィッドに描かれている。地域資源を活かした食事で健康なお年寄りが多い印象を受ける。そこには微笑みが満ち溢れていた。こうした方々のところへ外国人観光客が訪れる時代になれば、真の日本の姿をみていただけるものと思えてくる。 2014/10/17
とこまた
1
なんでもかんでも二次産業三次産業に分業させちゃってる今の世の中である。でも、ちょっと前までのモノゴトは全て自前か集落の中かせいぜい生活単位の村レベルでまかなって事足りてた。今はなんであれ欲しくなったらまずコンビニかウェブを検索して用立ててしまっている。別の意味で事足りちゃったりはするんだけど。この本は、かつて百姓が村落内で自前で調達してたものごとを美しい絵と文で記録しようとした取材記録である。それぞれの技術的な裏付けは詳しい書物に譲るとして、あらゆる物を生み出す手仕事のカタログ、百姓入門だな。2012/11/04
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