内容説明
経済のグローバル化の中で、市場化・民営化の攻勢にさらされる日・米の公教育。「達成に基づく教育の説明責任」とは?本書の各論文は、バックワード・マッピングの発想を多くの研究分野に拡大適用したもので、具体的には、学校改革における規模の問題、学校のアカウンタビリティ、リーダーシップ、専門機能の開発、アカウンタビリティの文脈における学校改善である。
目次
第1章 優れた教育実践と規模の問題
第2章 新しい学校リーダーシップ構造の構築
第3章 基準と学力達成との差異の解消―教育における専門職能開発の絶対的優先
第4章 アカウンタビリティがノックするとき、誰が答えるのか。
第5章 保障なき侵入
第6章 教育改革における変化と改善
第7章 正しいことをやることと、何がやるべき正しいことかを知ること―失敗した学校の問題と「達成に基づくアカウンタビリティ」
著者等紹介
エルモア,リチャード[エルモア,リチャード][Elmore,Richard F.]
ハーバード大学大学院教育リーダーシップ担当教授、教育政策研究コンソーシアム上級研究員。教育政策研究コンソーシアムはアメリカ合衆国教育省が経費負担する州および地方の教育政策研究に取り組む大学連合のグループ。アメリカ合衆国保健・福祉・教育局と教育省に勤務した経歴を持つ。研究は、連邦・州・地方の教育政策が学校および教室に与えるインパクトに焦点を当てており、主として、アカウンタビリティ、学校選択、学校の再構築、教授と学習の変化が学校組織に及ぼす影響等の研究を進めてきた
神山正弘[カミヤママサヒロ]
1943年生まれ、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、1982年から高知大学教育学部助教授、同教授(1990‐)、学生部長(1999‐2001)、副学長(2001‐2003)。教育行政学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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