内容説明
藤井孝昭は、学費にも事欠く貧しさの中、骨董の知識を学び深めた。時代の大きなうねりの中で生き、時価総額十億円もの古美術を収集した一人の男の生涯と、その収集品による「永観文庫」設立の由来。
目次
第1章 藤井孝昭の歩み(両替商;二中;立命館;大陸へ)
第2章 山田八重の歩み(青島;光州 ほか)
第3章 中国からの歩み(結婚;出征;お見舞い;敗戦;引揚)
第4章 戦後・コレクター(食糧難;八日市 ほか)
第5章 財団(脳血腫、食道静脈瘤、肝硬変、肝癌;旧友;財団法人;長男の死;立命館大学へ)
著者等紹介
藤井慶[フジイケイ]
1950年滋賀県生まれ。1985年同志社大学工学部卒業後、城西歯科大学・京都府立医科大学大学院(脳神経生理)卒業。1988年兵庫医科大歯科口腔外科、京都府立医科大歯科を経て、滋賀県に藤井歯科病院を開設。現在、歯科医の傍ら、脳におけるバイオフォトンの検出に取り組む
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