内容説明
天皇・女性・人種・原爆の問題を美的なイデオロギーの視点に定位し、現代文学の巨匠たちを解剖する鮮やかな筆致。「文壇用語」では決して語られることのなかった文芸批評の思想的到達点。
目次
三島由紀夫・天皇主義と錯誤の美学―「二・二六事件三部作」について
川端康成・「末期の眼」と美のイデオロギー―『眠れる美女』について
大江健三郎・ささやかなこと一つ二つ―短篇『飼育』に即して
ボブ・グリーン・原爆の神話と日本の降伏―『デューティ』に見る「アメリカの正義」
古山高麗雄・帝国軍人における国家と個人―従軍慰安婦をめぐって
李恢成・民族と国家をめぐる多重な文学的葛藤―『可能性としての「在日」』を読んで
田中真紀子・言葉なき政治の涙―外相更迭劇の中で
著者等紹介
武藤功[ムトウコウ]
1937年生まれ。文芸と思想誌『葦牙』編集同人。作家、評論家
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