出版社内容情報
こころとからだの危うい関係
職場や家庭の人間関係で疲れ切った人たちー。
〈こころ〉の悩みと格闘した28のケース。
心身を同時に癒す実用エッセー。
1 西洋薬と漢方薬とどっちが効くの?
2 本当に「根性なし」タイプなの?
-柴胡桂枝乾姜湯の効く人たち
3 中年からの「うつ病」 女の場合、男の場合
-柴胡加竜骨牡礪湯と桂枝加竜骨牡礪湯
突然の配転/やれっこない課題/毛が抜けていく ほか
4 いじめられている人の「強力な味方」
-抑肝散加陳皮半夏の効く人たち
亭主の浮気/こわーい兄嫁/マザコン夫/部下が怖い
なんて/子どもの言葉がつきささる/円形脱毛症 ほか
5 心配と不安の渦中にいる人のために
-加味帰脾湯の効く人たち
ガン・ノイローゼ/薬が効いても「効きすぎ」が心配/わかってくれない私の苦労/みんなで私をいじめるの ほか
この四、五年の変化で大きいのは、不眠、イライラなどの精神科っぽい相談がたくさん増えてきたことである。
この本では、精神家領域の話を中心にしたいと思う。精神安定剤などの向神経薬だけでなく、漢方薬を一緒に使ったときの治り方は実にすっきりしていて、漢方薬を使えてつくづくよかったと思うほどである。
いろいろな使い方を患者も知ってほしいと思うし、具体的な話でしか漢方薬の使い方は説明しようがない。
(「はじめに」より)
内容説明
職場や家族の人間関係で疲れきった人たち―こころの悩みと格闘した28のケース。心身を同時に癒す実用エッセイ。
目次
1 漢方薬の効き目、西洋薬の効き目
2 私って、「根性なし」?―柴胡桂枝乾姜湯の効く人たち
3 中年からの「うつ病」―男の場合、女の場合
4 傷つけられた人たちの「味方」―抑肝散加陳皮半夏の効く人たち
5 不安と心配のなかで―加味帰脾湯の効く人たち