内容説明
崩れかけた古城、草むした墓地、暗がりにたたずむ黒猫。闇に浮かびあがる美しい女性…。心を震憾させるストーリーとイメージの数々。サイキック・ホラーの生みの親エドガー・A・ポー、怪寄の館を撮り続けるサイモン・マースデン。いにしえの怪が荒れ果てた城に甦る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
24
小説プラス写真。黒猫がこわい。2019/01/07
はなよ
10
訳は読みやすくていいけどところどころにある写真が邪魔に思える。場面にあってないから没入感が削がれる。2021/10/05
紫
7
日本の一般書では珍しい横書きの体裁+ほとんど心霊写真みたいな不穏な写真をふんだんに掲載。怪奇小説と怪奇写真のリミックスは雰囲気たっぷり、否応なしに幻想ムードを盛り上げます。超常現象に遭遇したのか、それとも狂気が作り出した妄想だったのか。いちおう合理的に説明がつくように思える物語も再考すると真相は不明瞭なもので、いったい何が起こったか、どう解釈するかは読者次第。「ウィリアム・ウィルソン」は、現代の読者にとってはストーカーにつきまとわれるお話という解釈になってしまうのでしょうか。星5つ。2017/10/02
Tomoko.H
7
久しぶりに、ポー。精神的にキちゃってる人の話が主。幻想なのか、ほんとに起こったことなのか…?これが彼の世界だよね。写真がコワい。城はいいとしてなんでこんな彫刻をつくったんだろ、とか考えちゃった。この訳は読みやすいかも。手元にあるやつはどうも難解だと思ってたけど、訳によってもちがうんだなあ。2014/10/09
おもち
1
ウィリアムウィルソンと黒猫が好き




