内容説明
1975年、名作〈明日なき暴走〉が爆音を轟かせた。男は『タイム』『ニューズウィーク』両誌の表紙を飾り、一躍、時の人に―。しかしその栄光の影には、様々な人々の思惑が渦巻いていた。CBSが「スプリングスティーン条項」を設けるにいたったスプリングスティーン事件を核に、“ザ・ボス”の虚像と実像に冷静な筆致で迫る。ブルースを発掘したマイク・アペルの協力のもと、契約書、供述書ほか貴重な文書を初公開。
目次
序章 父親と息子
第1部 成長するってこと(孤独と不安;ミュージシャン志望の業界人;才能と野望の出会い;アズベリー・パークからの挨拶;孤立無授;青春の叫び;彼女でなけりゃ;ロックンロールの未来;明日なき暴走;確執;光に目もくらみ)
第2部 涙のサンダーロード(不信;対決;聖者になるのはたいへんだ;ハングリー・ハート;グローリー・デイズ;邂逅;生きる理由;終わりなき暴走)
証拠資料
訴訟に関する論文
出典および注釈