内容説明
第二次世界大戦後の中国大陸では国民党と共産党による内戦が勃発し、中国は中華民国と中華人民共和国の二つに分裂した。「一つの中国」をめぐる双方の主張の隔たりと妥協が、中台間の対立と接近の歴史を織りなしてきた。
目次
第一章 戦後の中台関係史―〓介石から蔡英文まで(渡辺耕治)
第二章 中台関係の展開―「一つの中国」の同床異夢(浅野和生)
第三章 九二コンセンサスと馬英九政権(野澤基恭)
第四章 鴻海の中国進出と戦略(漆畑春彦)
第五章 台湾人と台湾アイデンティティのいま―二〇二四総統選挙から(松本一輝)
第六章 全国日台交流サミットと日台における自治体間の友好関係(山形勝義)
著者等紹介
浅野和生[アサノカズオ]
昭和34年、東京都生まれ。昭和57年慶應義塾大学経済学部卒業、同63年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、法学博士。昭和61年中部女子短期大学専任講師、平成2年関東学園法学部専任講師、後、助教授、同8年平成国際大学法学部助教授を経て、同15年より教授。日本法政学会理事、日本地方政治学会理事、日本地域政治学会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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