内容説明
台湾の民主主義が制度として整うまでの道筋は苦難に満ちていた。台湾が経てきた民主化の道程を振り返るとともに、政権交代をめぐる台湾の政治変動を追う。
目次
第1章 台湾の民主化と政権交代―蒋介石から蔡英文への軌跡(日本による台湾統治のはじまり;台湾における民主主義の初体験 ほか)
第2章 台湾における選挙の歴史―民主化と政権交代の経過(台湾における民主的選挙;中華民国憲法による選挙制度 ほか)
第3章 中華民国の台湾化―「省」の廃止と六大都市の設置(「台湾省政府」の前身としての「台湾省行政長官公署」;「台湾省行政長官公署」廃止から「台湾省」政府の誕生 ほか)
第4章 国交断絶後の日台関係と日本側議員連盟の系譜(昭和後期の日台関係と日華関係議員懇談会;平成初期の日台関係と日華関係議員懇談会 ほか)
著者等紹介
浅野和生[アサノカズオ]
昭和34年、東京都生まれ。昭和57年慶應義塾大学経済学部卒業、同63年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、法学博士。昭和61年中部女子短期大学専任講師、平成2年関東学園法学部専任講師、後、助教授、同8年平成国際大学法学部助教授を経て、同15年より教授。日本選挙学会理事、日本法政学会理事、日本地方政治学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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