内容説明
高校を中退し鎌倉の私塾に飛び込み田中智学、山川智応、里見岸雄らを師とした著者、半世紀にわたる日蓮教学・宗学の集大成。中世思想史に転換を迫る刮目の書。
目次
国と法とは冥合する
承久の乱がもたらしたもの
中世の百王思想を考へてみよう
中世の王権論を検証する
人王といふ語から迫つてみよう
王法にこめられた意味を問うてみよう
中世の権門体制と王法思想
激変してゐたかもしれない鎌倉時代
八幡信仰とはいかなるものか
国王のもつ意味を考へてみよう
国王の語からながめてみよう
王難を手掛かりにしてみると
法難を再吟味してみると
『立正安国論』建白の背景を考へる
天台僧日蓮といふ位置づけ
革新者日蓮の意味とは
「鎌倉仏教」の各祖師を解剖してみよう
日本仏教の正統継承者を探さう
中世の王法思想と近代の国体思想
著者等紹介
相澤宏明[アイザワヒロアキ]
昭和22年大阪生まれ。同38年私立上宮高校中退、鎌倉の私塾師子王學塾にて日蓮主義、日本国体学を学ぶ。同57年(有)展転社設立代表取締役。平成17年(株)展転社取締役会長。現在、NPO法人昭和の日ネットワーク副理事長、明治の日推進協議会事務局長、日本国体学会理事、日蓮教学研究会同人代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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