内容説明
歪曲は原始古代から始まっていた!近隣諸国への「配慮」は近代のみならず全時代を覆い、他国を祖国とするかのような認識と記述が横行するなか、日本史の真実は意図的に隠され続けた。
目次
序章 教科書は果たして改善されたのか
第1章 原始古代編―日本を中韓より劣った存在として位置づける
第2章 中世編―日本を韓国の恩義に報いない国として描く
第3章 近世編―いまだに江戸時代を暗く描く
第4章 近代国内編―明治憲法体制を否定的に描き、共産主義を美化する
第5章 近代戦争・対外編―近代日本を邪悪なる国として描く
第6章 戦後編―保護国思想を強化する
第7章 各社教科書の総括評価
第8章 歴史教科書の狙いとは何か
資料編 各社分析項目ごとの五段階評価表
著者等紹介
小山常実[コヤマツネミ]
昭和24年、石川県金沢市生まれ。昭和53年、京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得。現在、大月短期大学教授。専攻は日本教育史、日本憲法史、日本政治思想史。これまでの研究課題:戦前戦後の憲法解釈史、公民教科書史、歴史教科書史、教育勅語解釈史と修身教科書史、南北朝正閏問題と上杉・美濃部論争、天皇機関説事件、井上毅の思想、大正期の国家主義思想、「日本国憲法」成立過程史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Uたロー
0
歴史教科書が、天皇や安全保障問題の重要性を隠してきたせいで、現代日本人はそれに対する意識が希薄化してしまった。2012/01/14
ひろりん
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日本の教科書はそうしてここまで反日なのでしょう2009/12/05
和邇
0
各社の歴史教科書を実際に読み比べてみたくなった。左翼に言わせれば、本書は「右翼の書いた本」になりそう。気になったのは、著者が何を持って「~社には・・・とあるが、本来は***である」と断言するのか。参考文献を明確にして頂かないと本当に「右翼の書いた本」になってしまう。2009/08/18