内容説明
日露戦争を勝利に導いた陸軍最高の名将にして近代随一の国民的英雄だった乃木希典。その生涯を顧み日本人に自信と誇りを回復させる。
目次
第1章 稚龍の傷
第2章 武人の魂
第3章 古今の最難戦
第4章 日露陸戦の立役者
第5章 学習院長
第6章 武士道の不滅
著者等紹介
岡田幹彦[オカダミキヒコ]
昭和21年、北海道生まれ。国学院大学中退。学生時代より日本の歴史および人物について研究を続け、月刊「明日への選択」に「上杉鷹山」「勝海舟」等を連載するとともに、各地で講演活動を行っている。現在、日本政策研究センター主任研究員
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感想・レビュー
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41
著者が乃木将軍を大好きなのはよ〜くわかった。父に雪のなか水桶をかけられ母に蚊帳でぶたれて左目失明と通報レベルの軍人教育を受けた彼は西南戦争での連隊旗喪失を生涯の負い目とし、日露戦争では旅順・奉天を息子も他人も犠牲にしながら攻略。学習院長になった彼は自宅ではなく寄宿舎での生活を開始。褌姿の彼の写真は沢山の「息子」を殺したとは思えないにこやかなオジサン。武士道を説き、義勇奉公、鷹は飢えても穂を摘まぬ。そして明治天皇の崩御、妻と共に殉死。漱石がこの殉死に感動し「こころ」をと書いてあったが…著者よ、それは誤読だ!2015/01/22
Sir
0
一読すべき内容の濃さ。乃木大将、そして著者の岡田氏に敬意を。2017/04/12
TOMO-*°
0
乃木大将の生き様に感服します
Yuuki Takanokura
0
持ち上げすぎな部分も感じられますが,エピソードが豊富で,おそらく,現在容易に手に入る乃木希典の伝記の中で最もおもしろい。『坂の上の雲』を読んだ(見た)後に見るとさらにおもしろい,かも。「辻占売りの少年」のエピソードについて,俗説に従い,旅順後の出来事であるとしている部分は残念。2011/02/11
んちも
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よく聞く名前だけど実際どんな人だったのか皆目知らないなぁ~と思って。読みました2009/03/17