内容説明
質問の良し悪しは、仕事の成果に直結します。質問は単なる「分からないことを聞く手段」ではなく、「仕事の成果をあげるための手段」でもあるのです。「質問なんて誰にでもできる」と思われるかもしれませんが、基本どおりやっている人は案外少ないものです。非常にもったいない話です。ほんのすこし意識するだけで、劇的に変わります。質問する前に、「質問には明確な目的がある」ということを思い起こしてください。それだけで、あなたの「質問」は格段に良くなります。本書は、ビジネスでの個々の質問のしかたの解説にとどまりません。ふだん仕事で使っている質問をリストにまとめ、データベース化することで、「質問」を構造的に仕事に生かすユニークな方法まで解説しました。
目次
第1章 ビジネスの基本は質問にある(質問はなぜビジネスに重要なのか;質問の意義と効果 ほか)
第2章 ビジネスに役立つ、いい質問の条件(いい質問と悪い質問の違い;嫌われる質問のしかた ほか)
第3章 「質問力」を鍛える(質問のトレーニングをしよう;いい質問の作り方 ほか)
第4章 質問はさまざまなビジネスシーンに使える(目的、シチュエーションに応じた質問の使い方)
第5章 仕事に役立つ、いい質問のしかた・作り方(仕事のポイントは質問でつかむ;ツールをうまく利用する ほか)
著者等紹介
大井明子[オオイアキコ]
1971年、鳥取県生まれ。1993年、ワシントン大学卒業。1994年、時事通信社に入社し、記者として社会部および大阪編集部で、警察、経済などを担当。阪神大震災では、疎開児童のルポや外国人コミュニティを取材。特に不法滞在の外国人の取材では、震災のショックや警戒心からなかなか口を開いてくれない人々に、どんな質問をしたらいいのか悩む。異文化間の情報伝達の重要性を感じ、再びの留学を決意。2000年5月米国コロンビア大学国際公共政策大学院卒業。2000年7月、インフォシークに入社。プロデューサーとしてニュースコンテンツの企画・運営や、新規サービスの立ち上げ、広告企画の編集を担当。「人を集めるコンテンツ」を目標に企画・構成案を作り、サービスを作り上げる「仕切り屋」を務める。当初は外資系だったのが、楽天に買収される。短期間で組織・業績・顔ぶれが大幅に変わり、激動の時期を経験。2002年、大手家電メーカーに入社。新規事業の立ち上げ準備やアライアンス戦略、事業戦略策定を担当している
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感想・レビュー
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