内容説明
ボニー&クライドの、短い一生と二人が生きた時代を克明に描いた感動のノンフィクション。
目次
銃とニンジンと伝説
人気者の少女
ルート・スケアギャング
孤独なブルース
“壁”
泥濘とロバと涙
ヒルズボロの出来事
ストリングタウンの愚行
失われたディナー
「沼地」の殺人
アズキとソリテヤーと弾丸
蛇の目の殺人犯と葉巻をくわえた情婦〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
usanosuke
1
12名の命を奪い逃避行を続けた二人のアウトロー、ボニーとクライド。真っ先に思い浮かぶのは、映画「俺たちに明日はない」の壮絶なラストシーンだ。この本はその実像に迫ったノンフィクションであるが、なぜここまで英雄的伝説として大衆から支持され、現在まで語り継がれてきたのか。映画では描かれない事実とともにその謎が解き明かされる。また、ボニーがクライドを牛耳っているという見方が一般的だが、二人の出会いがボニーの一目惚れで始まり、意のままに動かしているのはクライドであるなど、歪曲された伝説と事実のギャップが興味深い。2012/02/21
でろり~ん
0
93年に出された古い本。ネットで注文して受け取った本は、なんと第1刷。何となく黄ばんでいて、表紙には傷もあるです。ま、ボニー&クライドの本ですからね、その方が雰囲気あるかなあ、とか、関係ないところで満足しました。ノンフィクションを称していますが、出だし、二人の出会いからして記述の辻褄があっておらず、信頼度低いです。原文がそうなのか、訳でそうなったのか。そもそも原書はいつ出されたんでしょうか。残された文献から取材して書き上げたのではないかと思われますねえ。時代、というものが描き切れていないです。残念だなあ。2017/06/18