内容説明
レーニン、スターリン、そしてゴルバチョフ。スターリン体制の病根は果たして払拭されたのか。スターリンの死をめぐるベリヤ、フルシチョフ、マレンコフ、ブルガーニンらの陰謀の実態が、元ボルシェヴィキ幹部の亡命作家によってはじめて白日のもとにあばかれる迫真のドキュメント。
目次
第1章 逃亡兵「第1号」
第2章 スターリンの「裏官房」
第2章 ベリヤ―憲兵元師
第4章 二人の成り上がり者―マレンコフとジダーノフ
第5章 東欧のソヴィエト化をめぐる闘争
第6章 新しい「大粛清」の準備
第7章 ベリヤの世襲領地への打撃
第8章 政治局とスターリンの対立
第9章 スターリンの歴史的敗北
第10章 「裏官房」の壊滅
第11章 スターリン最後の日々
第12章 クーデターはいかにして起ったか
第13章 ベリヤの最期
エピローグ スターリンの虚像と実像