内容説明
両性の平等教育は、文化的、歴史的に形成された性別秩序‐ジェンダーを見直し、旧来のそれにとらわれない、対等・平等な関係を男女生徒にいかに育てていくかというジェンダー・フリーの教育としてもとらえられ、実践されるようになってきた。本書は、これまで全国各地で行われたすぐれた実践を皆で共有し、さらに発展、普及させることを目標とするもの。小、中、高のさまざまな教科で授業として取り組まれた実践、授業以外の諸活動による実践を取りあげている。
目次
1 小学校の授業づくり(テレビアニメに見られる女性観・男性観;新しいルールづくりで平等感覚を育てる;からだ学習で豊かな人間観を ほか)
2 中学校の授業づくり(文学を通して「異性」を考える;ジェンダー視点からの人権教育;男女の共生、少数者との共生 ほか)
3 高等学校の授業づくり(夫婦別姓と家族を考える;工業高校で「ベスト」の製作に取り組む;男女で参加する保育園実習 ほか)
4 教科外の活動(教科書の検討・小説教材を読みかえる;生徒の求める男女混合名簿;卒業生は働くなかま)
ジェンダー視点に立つ教育に向けて―ジェンダーという視点から性教育の課題を考える
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