内容説明
私たち人間は、自分の行動の「目的」や「意味」がわかれば、苦しいこと、イヤなことも耐えられます。ところが自分の行なっている行動が何のためなのかわからない場合には、それをつづけることが困難になります。いくら稼ぐかとか、いつまでにしなければいけないか、といった仕事の目標や、どの学校に入り、どういった会社にいきたい、といった学業の目標のような目先の目的は、みんな持っていますし、そうした日々の目標ぐらいは誰しもすぐに見つけることができます。ところが、この「人生の目的は何なのか?」と問われると、答えることができる人は案外少ないのではないでしょうか。本書は、我が家の猫によってあらためて考えさせられた「人生とは?」の疑問を私流に探ってみた方法です。
目次
第1章 入門編「ニャンニャン」から(「ニャンニャン」とは;なぜ「ネコ」をテーマとしたか?;テーマの「ネコ」とは?;人間の自照的存在としての「ネコ」)
第2章 実習編「ニャンニャン」する(「ネコ」〈動物・自然〉を「ニャンニャン」する;文化を「ニャンニャン」する;人間社会を「ニャンニャン」する)
第3章 目的編「ニャンニャン」になる(「ニャンニャン」の条件;「ニャンニャン」出来る〈陽転思考〉)