内容説明
戦後派とそれを引き継ぐ作家たちの仕事。島尾敏雄『死の棘』、武田泰淳『富士』、梅崎春生『幻化』、阿部昭『司令の休暇』、古井由吉『槿』他を読み解く。
目次
父たちの時間―阿部昭『司令の休暇』をめぐって
武田泰淳『富士』を読む
梅崎春生『幻化』への道程
島尾敏雄『死の棘』再考
記憶・記録・受苦・恩寵―島尾敏雄『夢のかげを求めて』解読
溶解する自我―古井由吉『山躁賦』の文体
古井由吉『槿』を読む
古井由吉『白髪の唄』を読む
著者等紹介
岩谷征捷[イワヤセイショウ]
1942年、北海道生まれ。國學院大學文学部文学科卒。主たる専門領域は、日本文学評論・小説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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