著者等紹介
白崎昭一郎［シラサキショウイチロウ］
１９２７年、東京生れ。東京府立五中、旧制二校を経て１９５０年、京大医学部卒。東京逓信病院、白十字会鹿島サナトリウム、福井保健所に勤務。１９６０年、開業。１９８７年、開業医をやめ、福井県武生保健所長、福井保健所長、福井工業大学教授を歴任。福井県医師会広報委員長
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感想・レビュー
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ひろゆき
1
わかりやすい。一葉の日記を時間どおり順を追い、ポイントごと原文と著者による現代語訳が並記され、私見も抑えられている。文学会に突然表れた才能ある女性でしかも顔も整っているので、半井桃水、斉藤緑雨、馬場孤蝶、川上眉山などのひねくれた求愛行動が次々引き起こされ、周囲は賑か。けっこう面食いの一葉で、あしらいかたも上手い。はてはストーカー的な熱烈なファンまで出現。笑う。賃労働が一般的でない時代の、女性だけの世帯の恐るべき貧困。だが金がない以上、貸せと堂々主張する家長、一葉。2014/05/08
