内容説明
アフリカ人の眼に仮託して西欧文明を痛烈に批判する。その批判がわれわれに新しい眼を与えてくれるだろう。ドイツ環境運動のバイブル。
目次
第1の手紙 貨幣、「文化」、および手紙について
第2の手紙 煙、労働、および服を着る悪習について
第3の手紙 読み書きという手仕事、金持ちと貧しい人々、ヴァズングは人間ではない、女性たち
第4の手紙 何ゆえヴァズングはせわしなく行き来するのか
第5の手紙 何をどのようにヴァズングは食べるのか
第6の手紙 ヴァズングが「国民経済」と呼ぶ愚行について
第7の手紙 どのようにドイツ人はその王を称えるのか
第8の手紙 ヴァズングの喫煙について
第9の手紙 ホーエ・マイスナーに立つルカンガ
著者等紹介
中島邦雄[ナカシマクニオ]
1952年生。1981年上智大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程満期退学。水産大学校助教授。専門分野はドイツ文学、海洋水産文学
島浦一博[シマウラカズヒロ]
1954年生。1987年九州大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程単位取得満期退学。九州国際大学教授。専門分野はドイツ抒情詩
島村賢一[シマムラケンイチ]
1948年生。1974年東京外国語大学外国語学研究科ゲルマン系言語専攻修士課程修了。久留米大学教授。専門分野はドイツ文学、記号学、モデルネ論
嶋崎啓[シマザキサトル]
1966年生。1999年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。久留米大学非常勤講師。専門分野はドイツ語史
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