西鶴という方法―略奪・切り裂き・増殖・滑稽

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784886297396
  • NDC分類 913.52
  • Cコード C0095

内容説明

気鋭の連句人・浅沼ハクが「西鶴」と西鶴的なるものをスルドク照射。

目次

1 「西鶴」という方法(森銑三の誤診;“俳諧趣味の特殊散文”考;“型破りの小説”考;西鶴という主体)
2 西鶴的なるもの(ハウスとしての赤坂真理―サンプリング・カットアップ・リミックス;土方巽の無心所着―清水正「『病める舞姫』を読む」が指示するもの;無心所着という方法―デタラメに期待するのではない付合の可能性)

著者等紹介

浅沼璞[アサヌマハク]
本名、博。1957年生。法政大学文学部日本文学科卒。連句人。批評家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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笠井康平

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椹木野衣の現代音楽論を援用しつつ、赤坂真理の作風とつき比べながら、「井原西鶴の小説にはサンプリングやリミックスなどの手法が上手く使われている」と論じた本で、森銑三の奇論に冷や水を浴びせる意図で書かれています。森の論が、計量文体学によって退けられたいまでは、90年代文化の空気がふわっと感じられる本という位置づけが適当でしょうか。2013/07/05

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