内容説明
映像の闇と認識の光が交錯する批評の輪舞曲。エイリアンをあらゆる角度から、精緻周到に分析し、その恐怖の美学の秘密に迫る。「ヴィスコンティ」に続く、著者の映画論第二作。
目次
第1章 グロテスクの美学
第2章 エイリアン生誕―『エイリアン』論
第3章 エイリアン増殖―『エイリアン2』論
第4章 エイリアン分裂―『エイリアン3』論
第5章 エイリアン融合―『エイリアン4』論
著者等紹介
若菜薫[ワカナカオル]
1956年千葉生まれ。中央大学仏文科卒業
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感想・レビュー
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同志ボーク
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前半は「エイリアン」を論じるための、基礎となる"恐怖"や"グロテスク"とそれらを表現する芸術的手法についての論説からなる。元々エイリアンに留まらずグロテスクと美という主題には関心があったので、ここで出されている論題は興味深かった。後半はそれを受けて、「エイリアン」シリーズを順に追いながら、それぞれに内在するテーマを探っていくものとなっている。性的イメージや恐怖の演出、テーマそのものの変遷を丁寧に追っており面白い。全編を通し不可知性と永劫の闇、他者の侵略と妊娠の自我冒涜性など、興味深いキーワードが豊富。2016/12/18




