内容説明
本当はエッチで恐い?ゾクゾクするような秘密の匂いがいっぱい。ケンジ童話の水先案内人・清水正が解く宮沢賢治の魅力。
目次
第1章 ケンジ童話をスリリングに読む方法(『どんぐりと山猫』を読み解く;『黒ぶどう』に秘められた謎)
第2章 ケンジ童話の数字には秘密がいっぱい(ケンジ童話における数字の謎(疑問篇;解答篇)
『銀河鉄道の夜』と『風の又三郎』―“三”と“四”の関連性 ほか)
第3章 危ないケンジ童話(『銀河鉄道の夜』父を殺した少年ジョバンニ;『オツベルと象』悪魔に唆された主人公の白象 ほか)
第4章 ケンジ童話の神秘とエロス(『貝の火』(試みの書)の深層
『車』をめぐって ほか)
著者等紹介
清水正[シミズマサシ]
昭和24年我孫子生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。現在、日本大学芸術学部教授。『D文学通信』(ドストエフスキー&宮沢賢治研究情報ミニコミ誌)発行人。D文学研究会主宰。主な著書に『ドストエフスキー「罪と罰」の世界』『ドストエフスキー「白痴」の世界』『宮沢賢治の宇宙』『宮沢賢治の神秘的世界』『「注文の多い料理店」の世界』(以上、鳥影社)『ビートたけしの終焉』(D文学研究会)『つげ義春を読む』『阿部定を読む』(以上、現代書館)他
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