内容説明
本書の内容は、大きく次の２つから構成されている。まず「要求事項の解説」では、１９９４年版と比較して、どの部分がどのように２０００年版では変更されているかの観点で、要求事項を解説する。したがって、１９９４年版を横に置いて、要求事項を比較しながら解説を読んでいただきたい。具体的に解説する時には、建設業の例を取り上げているが、解説全体はどのような業種においても、十分に通用するものである。続いての「品質マニュアルの作成」では、前段の解説の中で示した「対応」に基づいて作成した「品質マニュアル例」を示している。要求事項の解説に加えて、「それでは具体的にはどうなるのか」という一つの形を示すことによって、要求事項をより深く理解していただくことがねらいである。もちろん、この「品質マニュアル例」は、十分に実務へ応用してもらえるものである。
目次
第１章 新規格の主な変更点
第２章 要求事項の解説（品質マネジメントシステム；経営者の責任；資源の運用管理；製品実現；設計・開発；購買；製造及びサービス提供；測定、分析及び改善）
第３章 品質マニュアルの作成（目的；適用範囲；運用；社長の責任；資源の運用管理；文書の管理；業務の遂行；設計管理；測定、分析及び改善）
著者等紹介
山本春樹［ヤマモトハルキ］
１９４６年生まれ。１９７１年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。建築学専攻。１９７１年佐藤工業株式会社入社。現在佐藤工業株式会社大阪支店管理部門ＩＳＯグループ部長、品質システム管理責任者（ＩＳＯ９００１）、環境マネジメントシステム管理責任者（ＩＳＯ１４００１）
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