内容説明
人間の信仰を集めてこそ、神は生きながらえることができる。神々の生存競争のなかで偉大なる神オムはその力を盛り返すことができるであろうか?ついに、偉大なる神オムが選ばれし者ブルサに話しかけるときが来た。ブルサと異端審問官ヴォルビスとの死闘。はたして勝者は誰?英国の奇才テリー・プラチェットの描く壮大な歴史パロディー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
52
ブラックユーモアの形で神さまの存在を問う、中世の異端審問のパロディ。神を祀った壮麗な建物を崇拝し、神自身には見向きもしない人々。誰からも信仰されなくなってしまったために亀に身をやつすしかなくなった神のなんと哀れなことか。そして、地動説天動説のパロディ。イギリス人は、なんでもパロディにしてしまう。宗教的なことでさえこんなふうにパロディにしてしまうとは、おおらかというか、大胆というか…。2017/06/17
にょ
0
ユーモア・ファンタジー。ディスクワールドシリーズの13作目らしい。初めて読んだけど単独でもOK。ただ世界観に入り込むのに時間がかかった。聖書や古代ギリシャのパロディが山盛り。わからなくても面白い。難しく考えちゃダメ。「ブルサ〜ァ!」2015/01/04
のりたま
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メロン見ただけでハアハアしちゃう修道士が主人公のベッドに腰掛けた段階で、主人公逃げて超逃げて(注:期待できるようなホモ要素はありません)
kk
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カメがかわいい。この世界観GOOD2009/07/22