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内容説明
ヨーロッパを東から西へ駆け抜けたロート。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
5
東方ユダヤ人のディアスポラと家族の解体をロートが2篇に編んでいる。 1 ヨブーある平凡な男のロマン アメリカ移住に故郷を去るラビのような男。末の障碍の息子は移民法で残留。アメリカは健康か金のある者が欲しかったんだ。末の息子は音楽を通じ天才を開花。2人の再会は悲劇の中に救われるものがあった。 2 タラバスーこの世の客 ユダヤ人社会と革命、戦争 そしてポグロム。ある日マリア像が現れる奇跡に一挙に農民たちのユダヤ人憎悪が爆発し隠蔽したユダヤ人に向かう。革命後の新国家は為す術もなくポグロムが始まる。2021/05/23