信仰について―ラッツィンガー枢機卿との対話

信仰について―ラッツィンガー枢機卿との対話

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784886260956
  • NDC分類 198.2
  • Cコード C0016

内容説明

本書は、それぞれ育ちと経歴の異なる一枢機卿と一ジャーナリストが、チロルの高原にある宿舎で数日にわたって行った異色の対談の全記録である。メッソーリ氏が、第二バチカン公会議を境に生じた教義上、倫理上の諸問題を鋭く提起し、教理省の責任者ラッツィンガー枢機卿がそれらに、率直に、しかも英知をもって答えている。教会の古く、しかも常に新しい伝承の中で読まれる聖書こそ、信仰者に希望と喜びとを再発見させると教理省長官は断言する。

目次

第1章 異例のインタビュー
第2章 再発見すべき公会議
第3章 危機の根本にあるもの―教会に関する概念
第4章 司祭や司教たちのなかで
第5章 危険信号
第6章 道徳の悲劇
第7章 女たち、ひとりの女
第8章 今日の霊性
第9章 古さと新しさのはざまにある典礼
第10章 “最後のこと(終末)”について
第11章 別れた兄弟たち
第12章 ある種の“解放”
第13章 キリストを再び告げるために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リカルド

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80年代のはじめごろだったか、まだまだ血気盛んな教理省長官・ラッツィンガー枢機卿。一言でいえば、アンチモダニズム。リベラルな神学だけでなく、宗教の枷を振り切りながら世俗化していく現代社会への憂慮と反発が彼にはある。彼は、社会がいくら変遷しようとも、人間は変わらないと信じている。変わらない人間にとって必要な慰め、助け、救いは現代にも充分、力を持ちうる。時代遅れではない。だから先祖が大切にしてきたもの、その偉大な精神文明、理想のキリスト教ヨーロッパ世界に帰ってくるようにと、訴えている。

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