内容説明
南の島マダガスカル。そこではアイアイは「不幸を呼ぶ悪霊」とされてきた。リスのような歯をもち、コウモリのような大きな耳、そして理解をこえた奇怪な手の指。リスか?サルか?18世紀の“発見”以来、アイアイは動物学者を悩ませ続けた。熱帯雨林の闇夜にひそむ、「南の島のおサルさん」。世にも不思議なアイアイの謎を追う。
目次
1 アイアイの森
2 アイアイの発見
3 彼らの生態
4 彼らの社会
5 彼らの食性
6 アイアイの保護について
著者等紹介
島泰三[シマタイゾウ]
1946年山口県生まれ。東京大学理学部人類学教室卒業。理学博士。マダガスカル国第5等勲位「シュバリエ」。房総自然博物館長、雑誌「にほんざる」編集長、日本野生生物研究センター主任研究員、天然記念物ニホンザルの生息地保護管理調査主任調査員(高宕山、臥牛山)、国際協力事業団マダガスカル派遣専門家などを歴任
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