北極で暮らした日々―イヌイット美術を世界に紹介した男の回想

北極で暮らした日々―イヌイット美術を世界に紹介した男の回想

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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784886223067
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

内容説明

厳寒の北極圏―。そこに育まれた類まれな固有の文化。数千年に及ぶ伝統に深く根差しながら、イヌイット美術は、今に生きる芸術としての力強い表現力を具えている。創造的な伝統のありようを示している。1950年代、広大な雪と氷の大地に、夢多きひとりの青年が降り立った。その地に暮らし、彼は、イヌイットの彫刻に心酔していく。そして、身を挺して、それを世界に紹介していこうと決心する。後年、彼は、イヌイットの世界に、版画制作の技法さえ持ち込んだ。これは…見知らぬ土地の人々との、出逢いと深い友情の物語。真実の愛と冒険の物語。極北の地に新しい文化の地平をきり開いた、ひとりの男の悲喜こもごもの人生模様。そして同時に、時代に翻弄される民族の、内側からの歴史でもある。

目次

北へ
イヌクジュアック―1948年
相棒の妻
セイウチ猟
たちまち売り切れ
歴史的展開
グレイト・ホェール・リヴァー
ポヴンニトゥック―1950年
縫い目と時間
アクリヴィック〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

24
カナダ人の作者の第二次大戦後すぐの時期の北極圏カナダ各地への探訪、滞在期。作者の専門分野である彫刻や美術のみならず当時の各地の様子、交通手段、生活スタイルなどが詳細に書かれていてイヌイットの文化に触れることができる。内容は素晴らしいのだが、訳本に有りがちな読みにくさが否めないのが残念。2024/03/21

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