自然誌選書<br> 悲劇のチンパンジー―手話を覚え、脚光を浴び、忘れ去られた彼らの運命

自然誌選書
悲劇のチンパンジー―手話を覚え、脚光を浴び、忘れ去られた彼らの運命

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784886222459
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C1345

内容説明

本書は、言語実験の衰退にともなって離散したチンパンジーたちのその後の消息を追跡した記録である。彼らの運命はさまざまであった。テキサスへ「島流し」にされたニム。商品として売られ、身元不明になったアリー。生まれ故郷のアフリカへ送られたルーシー。かつて手話を覚え、脚光をあびた彼らは、一時的にもてはやされ、そして忘れられた…。彼らのたどった旅路は、人間の動物に対するあいまいな道徳観や、その時どきの科学の情勢によって強いられた巡礼の旅であった。この本は、研究者の実験動物に対する倫理の問題を投げかけている。

目次

不満の徴候(人間を映す鏡;手話による会話;目まぐるしい日々;主役たち;どろ沼)
チンパンジーが人間にかみつく(下火になる;セコイアの死;チンパンジーが人間にかみつく;ゴリラのココとマイケル)
人間がチンパンジーにかみつく(ふえすぎたチンパンジー;人間がチンパンジーにかみつく;一時的な怒り)
かすかな希望の光(ルーシー、アフリカへ;野生に帰す;人間の影のなかで)
あわれな仲間たち(本音;移りやすい関係;あわれな仲間たち)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

16
1970年代から80年代にかけて、手話で人とコミュケーションができるチンパンジーが脚光を浴びた。各施設で研究が進み、何匹ものチンパンジーが手話を覚えていく。しかし手話の曖昧さが、反論の余地を与え、やがてブームは去る。残されたチンパンジーは、HIVの研究のような死に至る実験体にされ、または安楽死させられる。人間の都合により、人と同じような知能があるとされたり、道具のように消費されたりするチンパンジー。本当は異質な生き物であるはずなのに、人間と似ていると認識されたことこそが、チンパンジーの悲劇だったのだ。2010/06/29

ねこつばき

1
某動物番組の看板チンパンジーを思い浮かべてしまう。あの子も大きくなったらどうなるのかな・・・。

ひろただでござる

0
それぞれのエゴ丸出しです。2014/11/01

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