内容説明
東西出雲論や出雲国造など古代出雲国の主要なテーマについて考古学的な研究成果も踏まえ多角的に論究。また出雲国の部民制や氏族、『出雲国風土記』にみる神社や里程記事などの考察を通して、出雲古代史研究に新たな議論を提示する。
目次
序章 出雲古代史研究と本書の概要
第1部 出雲国造をめぐる諸問題(東西出雲論と出雲国造の成立―論点の整理と展望;出雲国造神賀詞と出雲国造)
第2部 古代出雲国の部民制・氏族と交流(額田部臣と出雲の部民制;日置氏と六世紀の出雲;勝部氏の性格と出雲の勝部氏;畿内における出雲氏とその性格;出雲国の移配エミシとその反乱)
第3部 『出雲国風土記』と古代出雲の実態(出雲国における官社の成立とその変遷;『出雲国風土記』の在地史料)
著者等紹介
武廣亮平[タケヒロリョウヘイ]
1961年神奈川県生まれ。現在、日本大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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