内容説明
律令国家が成立する過程で、古代大和の宮都空間はどのように変化したのか。王宮と都城のほか、寺院や古墳、条里について考古学・文献史学・歴史地理学の成果から多角的に検証。当時の測量技術にも言及し、宮都空間の包括的な解明をめざす。
目次
序章 飛鳥から藤原京そして平城京へ
第1章 飛鳥の都と古墳の終末
第2章 小山田古墳の被葬者をめぐって
第3章 高市大寺の所在地
第4章 「狂心渠」の経路と高市大寺・香具山宮
第5章 藤原宮の構造と特質
第6章 日本古代の測量技術をめぐって
第7章 平城京と条里の関係
第8章 平城宮中央区大極殿の南面階段
第9章 平城宮中央区大極殿後殿の規模
著者等紹介
小澤毅[オザワツヨシ]
1958年静岡県に生まれる。現在、三重大学人文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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