内容説明
人類登場から大帝国樹立まで、モンゴルの歴史を理化学的な研究成果もまじえて詳細に解説。モンゴル考古学の到達点を示す、待望の一書。
目次
序章 モンゴル考古学へのいざない
第1章 人類拡散の回廊
第2章 牧畜と騎乗のはじまり
第3章 最初の統一王朝
第4章 トルコ系民族の興亡
第5章 モンゴル民族の勃興
終章 モンゴル考古学のあゆみ
著者等紹介
白石典之[シライシノリユキ]
1963年、群馬県生まれ。筑波大学大学院博士課程単位取得退学。モンゴル科学アカデミー歴史研究所客員研究員などを経て、新潟大学教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遊動する旧石器人
1
2022年12月12日発行。レンタル。モンゴル考古学を旧石器時代からモンゴル帝国時代まで概説的に述べた1冊であり、モンゴル考古学にアクセスするための必携書と言える。自身は、中華帝国との関係と倭(東夷)との関係で北方の歴史や考古学に触れることがあるが、このように纏めて勉強したことはなかったので、本書は蔵書に加えたい。個人的な興味は、匈奴や鮮卑の時代に傾くが、その他の時代の考古学もとても興味深く、視野が広がった気がする。このようなモンゴル考古学に興味を持つのも、やはりそこの研究をされている方との出会いである。2024/01/26