内容説明
水田稲作の水利単位や潅漑水路の特徴と、その利用集団の組織体系や活動領域の変化を検証。さらに農耕と馬匹生産との関わりなどもふまえ、農耕社会成立期から古代国家の出現に至る社会構造の変容を考究する。
目次
本書の目的と課題
河内平野南部の弥生時代集落景観と土地利用の変遷
河内平野南部の古墳時代~古代の集落景観と土地利用
水稲農耕定着期の水田稲作と畠作―日韓両地域の比較を通じて
池島・福万寺遺跡における弥生時代の水利関係と水田構成の変遷
西日本弥生時代の潅漑システムの変遷
弥生時代潅漑システムの系譜―朝鮮半島南部と北部九州の事例から
近畿の古墳時代潅漑システムの進展と地域社会の形成―桂川右岸地域の事例を対象に
東日本弥生・古墳時代の潅漑システム
古墳時代の畠作農耕と馬飼育
農業生産物の需給からみた古墳時代の都市形成過程
総括と展望
著者等紹介
大庭重信[オオバシゲノブ]
1967年愛媛県生まれ。現在、大阪市文化財協会勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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