内容説明
全国の出土刀剣の精緻な観察から編年を再検証し、弓矢や甲冑も分析に加え古墳時代の軍事組織を復元。さらに装飾付大刀を中心に鉄製武器の生産・流通の実態を追い、古代国家の形成過程を究明する。
目次
序章 本書の内容と先行研究
第1章 弥生時代の刀剣と地域性
第2章 古墳時代前期の刀剣と威信財
第3章 古墳時代中期の刀剣と軍事組織
第4章 装飾付大刀の生産と流通
第5章 古墳時代終末期の刀剣
終章 鉄製武器の生産・流通と古代国家形成
著者等紹介
豊島直博[トヨシマナオヒロ]
1973年埼玉県生まれ。1998年大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(文学)。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手、独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所主任研究員、文化庁文化財調査官を経て、奈良大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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