内容説明
古代から近世におよぶ下駄の遺物を中心に、全国から出土した約2万点にのぼる木製履物を集成。時代や地域による特質を抽出し、東アジアの出土品とも比較しつつ、考古学の視点から日本の履物史を描き出す。
目次
第1章 日本の伝統的履物“下駄”(下駄の全国的変遷と地域的特徴;近畿地方における古代の下駄の特徴 ほか)
第2章 代表的農具の一種“田下駄”(田下駄の分類;形式別にみた田下駄の時期的変遷および分布状況 ほか)
第3章 謎多き木製履物“木履”(木履に対する従来の評価;全国的な出土事例の紹介 ほか)
第4章 木製履物とは何か(日本の木製履物はどこからきたのか;木製履物は何に使われたのか ほか)
著者等紹介
本村充保[モトムラミツヤス]
1971年奈良県生まれ。1994年奈良大学文学部卒業。奈良県立橿原考古学研究所に嘱託として入所。1996年奈良県立橿原考古学研究所調査課第二係長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
3
ふむ2023/03/24
Go Extreme
1
日本の伝統的履物“下駄”: 下駄の全国的変遷と地域的特徴 近畿地方における古代・中世・近世の下駄の特徴 代表的農具の一種“田下駄”: 田下駄の分類 時期的変遷および分布状況 各形式の変遷関係と分布状況 田下駄の用途 田下駄の評価とその意義 謎多き木製履物“木屐”: 従来の評価 出土事例からみた諸特徴 木屐の評価とその意義 木製履物: どこからきたのか 何に使われたのか なぜ創出されたのか 人びとは下駄に何を求めたのか 清浄なる履物“下駄”創出の意義2022/05/24