内容説明
古墳や埴輪に描かれる双脚輪状文の起源を南西諸島に産出するスイジガイに求めた著者は、文様の呪術的側面に視点を据え変遷過程を分析。さらに古代の水運や軍事を担った多氏系氏族の拠点を追いつつ列島を伝播していく様相を描き出す。
目次
第1章 スイジガイと双脚輪状文
第2章 双脚輪状文研究の過程
第3章 壁画双脚輪状文の実態と特徴
第4章 西日本型双脚輪状文形埴輪
第5章 東日本型双脚輪状文形埴輪の特質
第6章 神谷作101号墳の双脚輪状文形埴輪
第7章 双脚輪状文の伝播の背景
第8章 多氏の東国への移住
第9章 東国の多氏
第10章 双脚輪状文考察にもとづく知見事項
著者等紹介
加藤俊平[カトウシュンペイ]
1938年神奈川県生まれ。2017年東海大学文学研究科博士課程後期修了。2017年博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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