内容説明
古代都城の成立と変遷について、都城の形態変化のみならず、儀礼空間としての観点から考察し、政治的背景とあわせて丹念に追究。さらに中国・朝鮮半島の都城とその行政制度との比較を通して、日本都城の独自の性質を明らかにする。
目次
都城研究の現状と課題
第1部 都城の成立と展開(七世紀における大王宮周辺空間の形成と評制;儀礼空間としての都城の確立―藤原京から平城京へ;保良京の史的意義)
第2部 都城の支配構造と特質(坊令の成立;日本古代における坊制の採用;日本古代における複都制とその特質)
都城の形態変化と支配構造
著者等紹介
古内絵里子[フルウチエリコ]
1984年宮城県に生まれる。2008年東北学院大学文学部史学科卒業。2010年お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士前期課程修了。2016年お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程修了。博士(人文科学)。現在、お茶の水女子大学基幹研究院リサーチフェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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