出版社内容情報
インターネットをはじめとするテクノロジーの革新により、仮想現実が蔓延し、世界と人間のあり方が急速に変化しているいま、物性・感覚性・存在論を包括する「物質性」という問題に、考古学・文化人類学・美術史学の論客が正面から挑み、世界とその中で生きる人間のあり方の根幹を明るみに出す、人類学の新しい挑戦。
プロローグ 物質性を人類学する 古谷嘉章
第?部 世界は人間にとってどのような条件か【物性の問題系】
第一章 アンデスの神殿に刻まれた人間とモノの関係 関 雄二
第二章 モノの考古学的研究――世界の未規定性・不確定性の縮減媒体としてのモノ研究の観点から 溝口孝司
第三章 縄文土器と世界観 松本直子
第?部 人間は世界をどのように体験し、どのように働きかけるのか【感覚性の問題系】
第四章 動く像――キリスト教中世における像の生動化をめぐって 秋山 聰
第五章 モノとして見た人間と世界――バリ島の事例から 鏡味治也
第六章 仮面を介して感知する世界、仮面を介さず感知する世界 佐々木重洋
第?部 人間はどのような世界に住んでいるのか【存在論の問題系】
第七章 建てることと住むこと――住居の物質性の研究のために 出口 顯
第八章 世界の多貌性とシャーマンの変身――Multiple Views of the Worlds and Shamanic Transformations 古谷嘉章
エピローグ 物質性の人類学の可能性 関 雄二
古谷 嘉章[フルヤ ヨシアキ]
関 雄二[セキ ユウジ]
佐々木 重洋[ササキ シゲヒロ]
内容説明
インターネットをはじめとするテクノロジーの革新により、仮想現実が蔓延し、世界と人間のあり方が急速に変化しているいま、物性・感覚性・存在論を包括する「物質性」というテーマに考古学・文化人類学・美術史学の論客が正面から挑む、人類学の新しい挑戦。
目次
第1部 世界は人間にとってどのような条件か“物性の問題系”(アンデスの神殿に刻まれた人間とモノの関係;モノの考古学的研究―世界の未規定性・不確定性の縮減媒体としてのモノ研究の観点から;縄文土器と世界観)
第2部 人間は世界をどのように体験し、どのように働きかけるのか“感覚性の問題系”(動く像―キリスト教中世における像の生動化をめぐって;モノとして見た人間と世界―バリ島の事例から;仮面を介して感知する世界、仮面を介さず感知する世界)
第3部 人間はどのような世界に住んでいるのか“存在論の問題系”(建てることと住むこと―住居の物質性の研究のために;世界の多貌性とシャーマンの変身―Multiple Views of the Worlds and Shamanic Transformations)
著者等紹介
古谷嘉章[フルヤヨシアキ]
九州大学大学院比較社会文化研究院教授。専門分野は文化人類学
関雄二[セキユウジ]
国立民族学博物館先端人類科学研究部教授。専門分野はアンデス考古学・文化人類学
佐々木重洋[ササキシゲヒロ]
名古屋大学大学院文学研究科教授。専門分野は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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