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「物質性」の人類学―世界は物質の流れの中にある

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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784886217554
  • NDC分類 389
  • Cコード C3020

出版社内容情報

インターネットをはじめとするテクノロジーの革新により、仮想現実が蔓延し、世界と人間のあり方が急速に変化しているいま、物性・感覚性・存在論を包括する「物質性」という問題に、考古学・文化人類学・美術史学の論客が正面から挑み、世界とその中で生きる人間のあり方の根幹を明るみに出す、人類学の新しい挑戦。

プロローグ 物質性を人類学する   古谷嘉章



第?部 世界は人間にとってどのような条件か【物性の問題系】

 第一章 アンデスの神殿に刻まれた人間とモノの関係  関 雄二 

 第二章 モノの考古学的研究――世界の未規定性・不確定性の縮減媒体としてのモノ研究の観点から  溝口孝司 

 第三章 縄文土器と世界観  松本直子 



第?部 人間は世界をどのように体験し、どのように働きかけるのか【感覚性の問題系】

 第四章 動く像――キリスト教中世における像の生動化をめぐって  秋山 聰 

 第五章 モノとして見た人間と世界――バリ島の事例から  鏡味治也 

 第六章 仮面を介して感知する世界、仮面を介さず感知する世界  佐々木重洋



第?部 人間はどのような世界に住んでいるのか【存在論の問題系】

 第七章 建てることと住むこと――住居の物質性の研究のために    出口 顯

 第八章 世界の多貌性とシャーマンの変身――Multiple Views of the Worlds and Shamanic Transformations 古谷嘉章



エピローグ 物質性の人類学の可能性  関 雄二

古谷 嘉章[フルヤ ヨシアキ]

関 雄二[セキ ユウジ]

佐々木 重洋[ササキ シゲヒロ]

内容説明

インターネットをはじめとするテクノロジーの革新により、仮想現実が蔓延し、世界と人間のあり方が急速に変化しているいま、物性・感覚性・存在論を包括する「物質性」というテーマに考古学・文化人類学・美術史学の論客が正面から挑む、人類学の新しい挑戦。

目次

第1部 世界は人間にとってどのような条件か“物性の問題系”(アンデスの神殿に刻まれた人間とモノの関係;モノの考古学的研究―世界の未規定性・不確定性の縮減媒体としてのモノ研究の観点から;縄文土器と世界観)
第2部 人間は世界をどのように体験し、どのように働きかけるのか“感覚性の問題系”(動く像―キリスト教中世における像の生動化をめぐって;モノとして見た人間と世界―バリ島の事例から;仮面を介して感知する世界、仮面を介さず感知する世界)
第3部 人間はどのような世界に住んでいるのか“存在論の問題系”(建てることと住むこと―住居の物質性の研究のために;世界の多貌性とシャーマンの変身―Multiple Views of the Worlds and Shamanic Transformations)

著者等紹介

古谷嘉章[フルヤヨシアキ]
九州大学大学院比較社会文化研究院教授。専門分野は文化人類学

関雄二[セキユウジ]
国立民族学博物館先端人類科学研究部教授。専門分野はアンデス考古学・文化人類学

佐々木重洋[ササキシゲヒロ]
名古屋大学大学院文学研究科教授。専門分野は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mentyu

2
物質文化研究が、現時点でどこまで到達しているのか知るという意味では良い本であった。ただ、通読したところで、研究の方向性がまだ見えてこないなという印象を抱いてしまう。色んな可能性を秘めている研究領域だけども、まだまだ基礎が出来上がっていないという感じ。これから議論がどう発展するのか注視したい。2017/05/27

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