出版社内容情報
主に地方軍事力に着目しつつ、古代の律令軍事体制がいかに成立し管理・運用されたのかを、唐制との比較など世界史的視点から考察する
吉永 匡史[ヨシナガ マサフミ]
金沢大学准教授
内容説明
古代の律令軍事体制はどのような過程を経て成立し、法によって管理・運用されたのか。主に地方軍事力に着目しつつ、唐制との比較史的視点・手法にもとづき考察をくわえ、日本の律令法における軍事力の特色を浮かび上がらせる。
目次
第1部 律令軍事体制の構造(律令軍団制の成立と構造;射田と軍団;日唐征討軍の内部秩序と専決権;日唐軍防令と北宋天聖令)
第2部 地方支配における軍事力(律令関制度の構造と特質;律令制下における関〓の機能;大宝律令施行前後における軍事構想―日唐捕亡令の比較検討を通じて;律令国家と追捕制度)
律令国家と軍事
著者等紹介
吉永匡史[ヨシナガマサフミ]
1980年大分県に生まれる。2003年九州大学文学部史学科卒業。2011年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、金沢大学人間社会研究域歴史言語文化学系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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