出版社内容情報
紀元前8~4世紀イタリア中部で栄え、古代ローマ形成に大きな影響を与えたエトルリア。その豊潤な文明の全貌を余す所なく解説。
内容説明
イタリア中部で独自の文明を形成し、古代ローマの形成に大きな影響を与えたエトルリア。その起源や歴史、社会制度、習俗、美術、言語などについて、余すところなく伝えた本邦初のエトルリア学大全。
目次
第1章 イタリアと地中海の歴史におけるエトルリア人(イタリアの曙;エトルリアの起源;アルカイックの開花;イタリキ世界の中のエトルリア)
第2章 エトルリア文化(エトルリアの都市と墓地;政治的・社会的制度;宗教;文学・美術;習俗と日常生活)
第3章 言語の問題(問題の設定;エトルリア語の文書とその解釈;言語学的知識)
著者等紹介
パロッティーノ,マッシモ[パロッティーノ,マッシモ] [Pallottino,Massimo]
1909年ローマ生まれ。1995年同地で歿。ローマ大学で考古学を学んだ後、ローマ古代文化財監督官となり、次いでヴィラ・ジューリア博物館長を務める。第二次大戦後ローマ大学の最初のエトルリア学の教授に就任。1964年には著名な“ピルジの金板”を発見。古代イタリア研究、エトルリア語解読などの業績に対し、バルザン賞、サン・マルコ金獅子賞などを受賞
小川煕[オガワヒロシ]
1930年東京都生まれ。1954年東京大学文学部美学美術史学科卒業。(株)新潮社『藝術新潮』編集部勤務ののち、1967年イタリア政府給費留学生として渡伊。帰国後はフリー・ジャーナリストとして活動。武蔵野美術大学非常勤講師、(財)クラフト・センター・ジャパン常務理事、青山学院大学非常勤講師、國學院大學非常勤講師、中部大学教授などを歴任。現在、美術史学会会員、地中海学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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