出版社内容情報
文献史料群を奥底まで読み解く作業を積み重ね、古代史の斬新な時代像を提示し、大藤原京説の批判を試みる。
内容説明
飛鳥・藤原地域の陵墓・寺院・宮都の実態分析を通じて、地域と古代王権との関係性を考究し、大藤原京説の批判をも試みる意欲的労作。
目次
第1部 飛鳥の陵墓と寺院(斉明天皇陵の造営・修造と牽牛子塚古墳―建王・間人皇女・大田皇女の合葬墓域として;建王の今城谷墓と酒船石遺跡;川原寺の古代史と伽藍・仏像―筑紫観世音寺との比較を通して)
第2部 藤原京造営の諸問題(高市大寺(大官大寺)の所在地と藤原京朱雀大路
岸俊男氏の日本古代宮都論
大藤原京説批判―十二条八坊説への回帰
藤原京と新益京の語義再考)
著者等紹介
西本昌弘[ニシモトマサヒロ]
1955年大阪府に生まれる。1979年大阪大学文学部卒業。1987年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。1995年大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、関西大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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